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VINTAGE SPERRY: KENNEDY’S VACATION STYLE

INDIVIDUALIZED SHIRTS: THE JFK SHIRT

昨日の話の続きです。ビジネスシーンでは常にスタイリッシュな装いに身を包み、現代でもそのスタイルが改めて注目を集めるジョン・フィッツジェラルド・ケネディ(以下JFK)。休暇には家族でケープコッド(マサチューセッツ州の海浜リゾート地)に訪れ、セーリングを楽しむのが決まりごとでした。ちなみに、JFK一家が別荘を構えていたハイアニス・ポートの隣町、ハイアニスにあるジョン・F・ケネディ博物館では休暇を楽しむ彼らの様子が記念碑とともに展示されているそうです。

注目したいのはボートの上で休暇を楽しむJFKのスタイル。ホワイトの開襟シャツ、チノーズと色を合わせて足元に選んだのがSPERRYのキャンバスシューズです(参考: SPERRY)。今でこそデッキシューズといえばまず初めに名前が挙がるブランドですが、JFKのセーリングスタイルが人気の火付け役になったのかもしれません。

VINTAGE SPERRY “CVO”
16,300- each

そんなスぺリーの看板モデル「CVO」をデッドストックでどっさりと！ちなみにCVOというのはCIRCULAR VAMP OXFORDの略で、その名の通り丸みを帯びた木型で作られています。原型の誕生は1935年で、当時としては前例のない速乾性のコットンを使用した甲板用のシューズ。1940年にはアメリカ海軍のオフタイムユニフォームに選ばれているようで、その信頼性の高さが伺えます。

年代は1970～90年代ごろの個体で、生産国もアメリカだったり韓国だったりばらばらに計12ペア！にもかかわらずひとつ残らず化粧箱までしっかりとデッキシューズを貫いているのが格好いいですよね。スぺリーにもっともロマンを感じるポイントです。

“A PASSION FOR THE SEA”

これに加えて、レザーのデッキシューズ(モカシンシューズ)も仕入れることができました。レアリティはこちらの方が高いかもしれません。

今では”TOP-SIDER”がSPERRYのシューズであることを証明するひとつのブランドネームになっていますが、元々はCVOのデザインをベースにレザーに乗せかえて製造されたデッキシューズこそがTOP-SIDER。1937年の誕生当時とほとんど同じスタイルがORIGINAL BOAT SHOESの名で販売されているようで、改めてスぺリーってすごい。

“ANTI-SLIP SAFETY SOLE”