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STAFF RECOMMENDATION Part 3 : OLD TIFFANY COLLECTION

EVENT |

夏が長かったせいか、朝冬の寒さが少しだけ嬉しいコウヘイです。

USONIAN GOODS STOREを今年もよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

昨年7月に大人気を誇った”OLD TIFFANY COLLECTION”

今回も前回同様のボリュームをご用意することが出来ました。

数日が経ちましたが、今回も好評で嬉しく思います。

しかしながら、毎日のように減っていく人気ぶり、凄まじいです。

 

 

 

 

そんな中でスタートしたリコメンドブログ、

満を持して(?)今回は私がお送りいたします。

まずは、歴史あるTiffany&Coの地位を確固たるものにしたデザイナーからご紹介させてください。

 

 

 

 

 

ELSA・PERETTI

(1940-2021)

前回のブログで紹介したように、アメリカにおける、シルバーやアクセサリーの歴史を作ってきたティファニー。

深い歴史の中で、彼らを語る上で欠かすことのできないデザイナーの一人で、伝説のデザイナーを紹介させていただきます。

エルサは、イタリアのフィレンツェに生を受けます。

裕福ではありますが厳格な両親に育てられ、それらに反発し21歳の時に家を出てから、

生涯のほとんどを家族と離れ暮らします。

 

 

 

彼女は当初、イタリアでインテリアデザインの勉強をしていましたが、1964年にスペインのバルセロナでモデルになることとなります。

1970年にはニューヨークを拠点にし、かの有名なホルストンご用命の人気モデルになりました。ISSEY MIYAKEのランウェイにも出ています。

 

 

 

 

モデルの傍ら、1969年にはアクセサリーの制作を開始。当初は本業ではなく、モデル仲間のために作りプレゼントしていたくらいの物でしたが、

モデルのうちの一人が、ジョルジオ・サンタンジェロのランウェイでそれを着用。問い合わせが殺到する事態となりました。

1971年にはホルストンから正式にジュエリーデザインの仕事を依頼され、それを着用したライザ・ミネリは人生一の衝撃だったと語っています。

それもそのはず、エルサのデザインに使用される素材は、当時ではマイナーな素材、シルバーであったからです。

 

 

 

ジュエリーとはそもそも、当時はハイエンドな人たちのための物。素材はゴールドや、ティファニーがアメリカ国内に流通させたダイヤモンドが主流。

当然一般に出回るものではありませんでした。

しかし、エルサはジュエリーの素材をシルバーで生産。

ネイティブアメリカンのトライブが作るアクセサリーのような力強さではなく、彼女らしい官能的で曲線美のあるデザインをあえてシルバーで作ることにより、

これまで、ジュエリーを手にすることが無かった一般的な人々にも彼女の作品が手に届くようになりました。

これはのちにジュエリーという世の中の認識自体を大きく変える出来事となります。

 

 

 

 

同年1971年には、自身のブランドでジュエリーデザインのコティ賞を受賞。

そして、ホルストンの紹介で、1974年にティファニーのデザイナーに就任します。

 

 

 

エルサは単純なデザイナーではなく、シルバージュエリーのデザイナーとしてティファニーと契約を結びました。

ティファニーが当時、シルバーのジュエリーを販売したのは25年以上前のことでした。

しかしながら、彼女のティファニーでの初のコレクションは、

初日で完売を引き起こします。

 

 

 

既に既述したように、シルバー性のアクセサリーを販売することによって、ティファニーというブランド自体が非常に手に取りやすく、

多くの人々にエルサのデザインの素晴らしさ、ひいてはティファニーの素晴らしさを誇示することに成功しました。

彼女のコレクションの特徴は、柔らかな曲線美や自然、古代の建築からの着想。

官能的かつ中性的な彼女の作品は、ジュエリー分野で最も成功した作品と評価されています。

 

 

 

シルバーに着目したと同時に、彼女はティファニーの象徴の一つであるダイヤモンドにも、手を加えます。

”DIAMOND BY THE YARD COLLECTON”は現存する彼女のコレクションの一つで、ダイヤモンドを日常的に楽しめるよう作られたスタイルです。

ティファニーはダイヤモンドの輝きを多くの人々に体感してもらうために、最小0.03カラットのダイヤモンドを施したジュエリーも過去に販売しています。

 

 

 

 

 

前置きがかなり長くなりましたが、今回のコレクションにも彼女が残した作品たちが多く入荷しております。

一部抜粋にてご紹介。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

BEANS NECKLACE

SNAKE LING

彼女がデザインした作品たちは、現在もELSA・PERETTI COLLECTIONとして残され、

現在も高い人気を誇ります。

惜しくも彼女は2021年に逝去してしまいましたが、彼女の思いや信念が反映されたスタイルは、

今後もティファニーの中心を担うと確信しています。

 

 

 

なんだか少し話したり無いので、前回のコレクションの大人気アイテムをご紹介。

数量がまとまって入っていますので、まだまだご案内できます。

 

 

 

TIFFANY&CO

Venician Style Accessories

(BRACELET / ID BRACELET / NECKLACE)

こちらもティファニーを代表するイメージの一つ。

名前の通り、イタリアの古代建築から着想を得たチェーンの形。

ネックレス、ID ブレスレット、ブレスレットでご用意しています。

デザイン自体はとてもシンプルなので、お手持ちの時計、バングル、ブレスレットなど、重ね付けをしてもくどくならず、

むしろバランスをとってくれるような器用な存在です。

 

 

”OLD TIFFANY”というカテゴリの中でも大定番、お探しの方も多く、

まずは最初にひとつ。という方が多い印象です。

今のところ数量はまだありますが、油断は禁物。ぜひお早めにお越しください。

 

 

 

ともに映っている箱は、ティファニーを象徴するティファニーブルーの箱。

採用当時はこの箱のみを売ってほしいというお客様も多かったそうですが、一度たりとも箱のみを販売したことは無いそうです。

”ティファニーにはどんなにお金を出しても、決して売らないものが一つある。しかし商品を購入された方には無償で提供する。それはティファニーの名を冠したボックスである”

 

 

 

 

 

 

アメリカに限らず、世界中、そして私たちも魅了するティファニーが当店で見れるのは来週までです。

平日は比較的ゆっくり見れますので、ごゆっくり見たい方は是非お待ちしております。

 

 

 

 

 

 

 

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2025/01/18