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About TORY LEATHER : CURATION for EAST to EAST

EVENT |

みなさまこんにちは。

毎度おなじみコウヘイです。

 

 

 

6月のイベントは来週土曜から。皆様もアメリカンレザー熱が高まっていますでしょうか。

JUTTA NEUMANNとTORY LEATHER。どちらもファッショナブルなデザインがとても高く評価され、日本はもちろんアメリカ本国でも高い人気を誇ります。

個人的にどちらもかなり高い頻度で愛用しているので、両方語りたい気持ちはヤマヤマですが、

今回は、当店の大定番でもある、トリーレザーについて今一度お話させていただければと。

 

 

 

 

 

【TORY LEATHER / トリーレザー】

1976年にペンシルバニア州ウィリアムスポートで創業。WICKET&CRAIG(カナダで創業、その後ペンシルバニアに移転)の上質なイングリッシュブライドルレザーを使用し、

馬具、ベルト、バッグなどを熟練の職人が手作業で生産しています。丁寧になめされたレザーは質実剛健ながらも滑らかで、長い年月をかけてすこしずつ独特な表情を見せてくれます。

また、馬具メーカーとしても名高く、ベルトのデザインソースも馬具からインスパイアされたものたちが彼らのアイコンとなっており、

高いデザイン性が人気を博しています。

 

 

 

アメリカ製と言えば、の質実剛健な物づくりを感じながら、良心的な価格でファンも多いトリーレザー。

昨今、様々な著名人の着用も多く、アメリカンラバー以外の方からの問い合わせもかなり多いブランドです。

今回は彼らの高いデザイン性でなく、彼らが使用してるレザーについて深堀していきます。

後半にはイベントにてご紹介できるベルトも写真でご紹介いたしますので、どうぞお付き合いください。

 

 

【WICKET&CRAIG / ウィケットアンドクレイグ】

 

 

 

 

”WICKET&CRAIG ”OFFICIAL”

 

1867年カナダで創業し、その後アメリカのペンシルバニアに移転。

世界で初めてベジタブルタンニング(植物鞣し)を使用し、現在も世界最高峰かつベジタブルタンニングの第一人者として今もなおアメリカはペンシルバニアで生産されています。

そもそもタンニング(鞣し)とは、動物の皮を有効的に使えるよう、様々な手順をかけて腐食、硬化しないよう仕上げる工程のことです。

そしてベジタブルタンニングは、読んで字のごとく植物由来の成分を使用しタンニングすることです。

それによってできた革は、非常にコシがあり長年の使用をすることにより唯一無二の艶、色の変化を見せてくれます。

加えてその製法の特徴としては、血管のあとやナチュラルな傷もなめす工程で残ることがあり、それを彼らは”個性”と呼んでいます。

 

また、ベジタブルタンニンは工程に化学薬品を使用しない為、サスティナブル且つ環境も保全できる製法です。

しかしながら、鞣しの工程は化学薬品を使用した簡易化された鞣しよりも一つの工程にかかる時間も長く、工程数自体も増えます。

その為、アメリカ国内で現在、ベジタブルタンニングを採用しているのは彼らを合わせ2社のみです。

 

 

 

 

トリーレザーが使用する彼らのENGLISH BRIDLE LEATHER(イングリッシュ・ブライドル・レザー)は牛革(主にステアハイド)をベジタブルタンニングしたレザーの中でも

高い品質基準を満たしたものを指します。(名づけた会社がイギリス発祥の為、イングリッシュ~と名が付きます。)

ブライドルは馬の頭部に着用する装具を指すように、当初は馬具の為に作られたレザーでした。

 

人力では起こりえない馬力に耐えうるためのレザーとして、名に恥じない堅牢さを保つトリーレザーはこのような歴史あるレザーを使用し、

独自のデザイン性を共存させ人気ブランドとなりました。

 

 

お待たせしました。いよいよイベントで販売する商品たちのお目見えです。

商品は一部ですので、全貌のご確認は店頭にてどうぞ。

 

 

 

 

 

 

HOOF PICK BELT

(BLACK / HAVANA / OAKBARK)

 

 

 

MINI HOOF PICK BELT / 2 TONE MINI HOOF PICK BELT

(BLACK / HAVANA)

 

ブランドアイコンでもある”フーフピックベルト”が勢ぞろい。長期間完売にてご案内できず、な方も多かったので、この機会に必ず手に入れてください。

ボリュームが気になる方も多かったので、ベルト幅が少し細いミニをご用意しました。

ミニの方はメーカーのラインナップにバックルがブラスしかありませんので、バックルは全てブラス(金)になります。

先だってご紹介していた” 2 TONE MINI HOOF”はもう残り僅か。お早めにどうぞ。

 

 

 

 

”3 PIECE SILVER WESTERN BUCKLE BELT / ANTIQE SLVER BUCKLE WESTERN BELT”

(BLACK,HAVANA,OAKBARK / BLACK,HAVANA)

 

数年前に登場ながら、すでにもう一つのブランドアイコンとなっております。昨今のウェスタンベルト人気は凄まじく、

こちらの完売が続いておりました。今回はかなりたっぷりご用意しております。レディースサイズも少量ございますので、お探しの方はお声がけください。

シンプルかつ洗練されたデザイン。ウェスタンなコーディネートに合わせるだけでなく、いつものスタイルに差し込むだけで違ったニュアンスを楽しめます。

私事ですが、イベントに先駆け遅ればせながら購入いたしました。夏は愛すべきネイティブアメリカンジュエリーと合わせて使用したい所存です。

 

 

 

 

 

 

 

REPEATED STITCHED PATERN BELT

(BLACK/NICKLE , HAVANA/BRASS)

 

シンプルなバックルとスタンダートなベルト幅に、特有のステッチング。少しネイティブアメリカンを感じる模様は心惹かれる方も多いはずです。

癖もなく、味気なさもない、絶妙なベルトをお探しの方はこれで決まりでしょうか。

 

 

 

“1 1/4 STRAP BELT / COTTON WEB BELT”

(BLACK/NICKLE, HAVANA/BRASS   OAKBARK/NAVY, HAVANA/BEIGE)

 

 

コットンウェブベルトは個人的な名作。トリーレザーの中で最も”アイビー”を感じる一本です。

ストラップのほとんどが固く編まれたコットンニットになるため、レザーベルトには出せない軽快さが生み出されます。

お気に入りのマドラスパンツやチノに合わせて、この夏間違いなく重宝するベルト、レザーとは違う色のフェードしたコットンの表情も見ものです。

 

 

もう一方のストラップベルトは、最もスタンダードなバックル。

ベルト幅が太めですので、どうしてもデニムパンツに合わせたくなります。

お気に入りのオールデンやレッドウィングのブーツのおともに最適な一本です。

 

 

 

ROUND RAISED BELT / 3/4 RAISED BELT

(BLACK / HAVANA / OAKBARK)

 

 

ベルト中心部が膨らみあがるラウンドレイズベルト。バックルもベーシックな物なので、どのようなスタイル、どんなパンツにも間違いなく合わせていただけます。

ちなみにトリーが定めるベーシックなベルト幅は” 1 inch =2.54センチ” 3/4 は約2センチです。

通常幅はほぼ完売状態からのリストック。3/4は初登場です。今回ご紹介の革の質感を楽しむにはこのようなシンプルなスタイルが一本あると便利です。

サイズのカラーも潤沢な期間は思っているよりも短いと思います。

 

 

 

ちなみに、、、、

 

こちらはJUTTA NEUMANNのラティゴレザー、ブラックです。

新品状態は名前の通りブラックですが、ここで私物の経年変化をご覧ください。

 

 

 

 

 

モデルことは違いますが、5年着用のブラックです。黒の染料がすこし抜け、どことなく赤みを帯びている様子。

こうなると、これに合わせるベルトのカラー問題が発生しますね。履き始めの数年はブラックのベルト。そして色が抜け始めたらハバナ。

どのみち長い時間を共有できる両者ですから、楽しみが一つ増えたと考えてもらえれば幸いです。

イベント期間中は店内に私物を置いていますので、変化の様子をご覧いただきたい場合はお気軽にお申し付けください。

 

 

今一度伝えますが、上記のご紹介はほんの一部です。

ぜひとも店頭、またはオンラインでもアップ予定ですので、この夏の相棒のベルトを探してみて下さい。

平日は比較的ごゆっくりご覧いただけます。素敵な一本が見つかるよう、お手伝いさせていただきます。

 

週半ばにはJUTTA NEUMANNのブログが上がるはず。夏のアメリカンレザーを楽しみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2025/06/01

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