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About JUTTA NEUMANN : CURATION for EAST to EAST

EVENT |

皆さまこんばんは。コウヘイです。

 

 

連日のブログですが、昨日の山崎ブログはいかがでしたでしょうか?

オーダーをする人の個性が宿るカスタムシャツは、もちろん当店スタッフもそれぞれ良いと思うものは違います。

店頭でのカスタムオーダーのご案内も3人それぞれ少しご案内のニュアンスが細部に出るかもしれません。(もちろん間違ったご案内はいたしません。)

そこも一つ好みとして皆様にはお楽しみいただければと存じます。少し大げさに聞こえるかもですが、スタッフのご指名があればご遠慮なく。

出来る限り希望に沿わせていただきます。

現在お届けまでに約3か月でご案内しております。次の秋冬はどんなスタイルをするか考えながらオーダーするシャツもなかなかに乙です。

ぜひともご検討ください。

 

 

 

 

さてさて、本題に戻りまして今週末に控えた “JUTTA NEUMANN&TORY LEATHER -CURATION for EAST to EAST-“

 

 

 

JUNE / 7th – 15th  @ USONIAN GOODS STORE

 

 

イベントが気になっていただいている方はすでにTORY LEATHERのブログはご一読いただけたでしょうか?

まだの方はこちらから。

 

熱量そのまま書きあげ、文字数を見るとびっくりするのが最近の恒例ですが、愛用してやまないJUTTA NEUMANNであればそれもまた必然。

本日はJUTTA NEUMANNやその歴史、背景まで深く迫ります。

 

 

from JUTTA NEUMANN 

 

 

JUTTA NEUMANN NEW YORK(1994~)

 

ニューヨークはイーストヴィレッジにアトリエを構える、JUTTA NEUMANNさん本人が手掛けるブランド。

日本国内ではほぼサンダルしか見ませんが、カバンやホルダーなどを作るレザークラフトを生業とするブランドです。

アメリカでは見慣れない名前ですが、それもそのはず。本人はドイツに生まれ、パリに移住、その後に1980年半ばにニューヨークに移ってきました。

ニューヨークにて彼女とルーツとなったのが、彼女の師、Barbara Shaum(バーバラ・シャウム)のもとでの修行です。

 

 

 

 

Barbara Shaum ( 1929 – 2015 )

 

ニューヨーク、いやアメリカのビスポークサンダルの第一人者。顧客にRobert De NiroやAl Pacinoを抱えながら、70年代から90年代には、

ラルフ・ローレンやカルバンクラインのコレクションの為に少量のみ生産をしていたバーバラ。

ここではあえてOEMなんて工業的なことは言わず、名俳優でも世界の名だたるブランドに対しても、”Be Spoke”し続けた強い信念を持つ女性です。

 

 

話は脱線しますが、バーバラはニューヨーク最古の酒場、Mcsorley’s Old Ale Houseに女性として初めて入場を許可された人でもあります。

 

 

 

Mcsorley’s Old Ale House (1854~)

 

日本でいうところの江戸時代から現在まで続く、ニューヨーク最古の酒場は古くから女性禁制であり、それが慣例でした。

しかしながら人種や性別での差別、区別へのヘイトが高まる1900年代後半のアメリカ。上記の酒場も例外ではありませんでした。

ニューヨークのいたるところで当時は女性の入場が禁じられていた時代に、法的措置によりそれらの条例を変更させることに成功しました。

この歴史的との言える瞬間に彼女が選ばれた理由は間違いなく、同じニューヨークのイーストヴィレッジに位置し、様々な顧客の要望に応え、

地域のコミュニティに良き関係を築いていたからでしょう。

そして、今でも性別平等のアイコンとしてニューヨークの歴史に名前が刻まれています。

 

さてさて、意図的にずらし話を本題に戻します。

上記している通り、バーバラの作品たちは彼女の人生に幕を閉じたことにより、滅多に出逢えるものではなくなってしまいました。

しかしながら彼女の意思を引継ぎ、今も懸命に作品を作り続けるのが、ユッタ・ニューマンです。

 

 

 

 

彼女のサンダルの象徴となっているのが、土踏まずの箇所のサポート。

メインとなるレザーストラップにに加え、これがあることで履き心地が劇的に向上。

他のブランドの追随を一切許さない、圧倒的なフィット感を体験できます。

そしてレザーのフットベッドですが、着用を続ければ少し沈みが起きこちらもフィット感の向上に繋がります。

 

 

また、足裏にはビルケンシュトックのソールをカスタムが大定番。

ドイツ出身のルーツが垣間見えるカスタムですが、これが正解です。

歩きやすさはもちろん、ソール自体に高さも出ますし、クッション性も高まります。

また、アッパーがダメにならない限り、ソールは半永久的に交換できます。

良いものを長く、繰り返し使用できる。昨今の価格高騰によりその価値はより高まります。

 

 

 

 

そして語るべきはまだまだ。

彼女のコレクションのなかでも鉄板のレザーである、ラティゴレザーについてお話させていただきます。

 

数年前の取扱いは、最初から履きやすいカーフや、それらが裏張りされたハラコなど、国内でも展開の少ないコレクションを取り扱っておりましたが、

今回はど真ん中のセレクトをしました。

 

 

 

 

 

 

 

HORWEEN Co : Latigo Leather

 

1905年にイリノイ州にて設立のアメリカを代表する老舗タンナー。

ALDENなどで使用される、”SHELL CORDOVAN”はホーウィン社の商標が登録されており、他のタンナーは名前を使用することが出来ません。

また、クロムエクセルもホーウィン社が開発し、商標登録がされています。

老舗で在りながら、新たな技術や製法で世界中のタンナーを牽引してきた彼らなので、ニューヨークでハンドメイドにて生産されるユッタ・ニューマンが彼らのレザーを選ぶことは

ある意味必然かとも思います。

 

 

そんなラティゴレザーですが、こちらも先日ご紹介のブライドルレザーと同じく、馬具用のレザーとされていました。

ユッタ・ニューマンのサンダルを作る上で、なぜそのようなレザーに白羽の矢が立ったのか。やはりキーとなるのは堅牢さだと思います。

 

 

ラティゴですが、製法はダブルタンニンと呼ばれるもので作られます。

これはクロム鞣し(化学薬品)をしたのち、ベジタブルタンニンを行う製法です。

これにより、厚手の革でありながらブライドルよりもしなやかで最初から少し柔らかいレザーが出来上がり、

しかしオイルがふんだんに染み込んでいるので、ある程度の耐水性、耐久性を保つことが出来ます。

また、経年によるオイル量の変化により、レザーに深みが現れ、レザー本来の赤みが出てきます。

そんなレザーをアイコンとし、長年連れ添ってもらえる逸品がJUTTA NEUMANNのメインのコレクションとなります。

 

 

 

そんな今回のイベントで、披露できる商品たちは下記になります。

 

※メーカー都合により納品がイベントぎりぎりになりそうです。商品の写真はINSTAGRAMにてご紹介します。

 

ALICE / アリス (ラティゴレザー数色、スウェードなど)

FRANK / フランク(ラティゴレザー)

SIMONE / シモーネ(ラティゴレザー)

 

 

イベント期間中は、ミモリと僕の私物が経年変化サンプルとして店頭に置いておきます。

長年をともにするであろう相棒ですので、ぜひご検討ください。

 

 

 

今回も大容量の内容になってしまいました。

ここまで読んでくださった方は、ぜひ感想をお待ちしております。

 

今夏の相棒が決まる大事なイベント。ぜひ店頭でゆっくり悩みましょう。

 

 

 

コウヘイ

 

 

 

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2025/06/04