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FILSON: “THE ALASKAN TUXEDO”

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もはや秋は無くなったのか?と思わせるここのところの暖気。暦的には間違いなく冬の寒さに備えるべきタイミングですが、ヘビーなアウターの出番はまだまだ先になりそうです。真冬の防寒着はそれはそれで買い足すとして、今からやってくる半端な気候を、何を着て迎えればいいのか。

みなさまこんばんは。手塚です。
こんなことを考えていたら、タイムリーにもほどがある荷物が届きました。

送り主は我らが寒空の味方FILSON(フィルソン)。大定番マッキノーウールクルーザーは今年も一足先に受け取っていましたが、第2便ではひと味もふた味も違う、まさに今欲しいスペシャルなジャケットが到着しています。

FORESTRY CLOTH CRUISER
(DARK GREEN / S, M)
79,200 IN-TAX

デザインは一見いつものクルーザージャケット。ぱっと見の違いといえば左のカーゴポケットにコンパスポケットが備えられているくらい。原型となるクルーザーシャツの特許申請は1914年。当たり前に紹介しつつとてつもない歴史を誇るアウターですが、今夜紹介するフォレストリークロスクルーザーの魅力を知るにはその生地にも注目しなければなりません。

“Forestry Cloth”

シーズンレスな定番のラインナップにはカウントされず、数年もしくは数十年に一度というスパンでアーカイブから蘇る「フォレストリークロス」。ウーステッド(梳毛)と呼ばれる長繊維の毛織物で、滑らかな見た目とは裏腹に目が詰まっていて強靭。短繊維から成るフランネルやツイードのような毛足の長いウーレン(紡毛)とは対極の存在で、現代ではスーツで見かけることの多い組織です。

“Mackinaw Wool”

典型的な冬素材のマッキノーウールはウーレン。こちらは毛足が長く空気を含むことで保温力を高めます。

Old Filson Catalog (ARCHIVAL CLOTHING BLOG)

フォレストリークロスの歴史はなんと1920年まで遡ります。40年ごろまでは森林警備隊のユニフォームに採用されており、これが今に続くネーミングの由来。

マッキノーウールのような生地の厚み、毛足の長さこそないですが、目の詰まった中厚手のウールサージはそれ以上の強度と圧倒的な運動性を誇り、実際に着ればドレープはドレスウェアのように美しい。

実はフォレストリークロスパンツなるものも存在していて、2ピースの組み合わせは古くから「アラスカンタキシード」と称されているそうな。いや、たしかにこれはスーツで着てもいい。クルーザーとは良い意味で名ばかりなハンティングウェアの域に留まらない逸品。

グレーとオリーブの中間のようなフィルソンらしいマットなアースカラーにくびったけ。さすがにこれ1着で真冬は厳しいですが、中に着るもの次第で長い季節付き合えそうです。

現在開催中のヴィンテージアウトドアショップで奇しくも使い込まれたフォレストリークロスクルーザーのセカンドハンドを見つけました。

強撚糸のウーステッドでなかなか破れることはないはずですが、全オーナーの下で相当ハードユースされたのか首元には荒々しいダメージが。雑にたたいた補修が実に良い味を出していて、これぞ天然繊維のクラシックフィールドウェアだと見惚れてしまいました。そう簡単に磨耗する生地ではないからこそゆっくりと長い時間をかけて自分のものにしたいですね。

店頭、オンラインで販売を開始します。買い逃し厳禁です。

“MIGHT AS WELL HAVE THE VEST” – Clinton C. Filson
「どうせ持つなら最上のものを」

手塚

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2023/11/03