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“RICHARD MASCIANTONIO” PART2

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まずはこちらからどうぞ。
PART1

 

「わたしが魅力的に感じるものはすべて、わたし自身の記憶と繋がっています。どこかで聴いたレコードや、アパートで座っていたアームチェア、いつか頭の中に浮かんでいた小さな考えまで、すべてがインスピレーションとして残り続けます。世界をより良く理解し、その中で自分を機能させるための基盤となるのです。」

縫い付けられたのは、コレクションの構想に先駆けて本人がデザインしたリチャード・マシアントニオのプライベートラベル。彼が愛する80年代のフィルム”American Gigilo”から考えを浮かべた小さなハンドテーラードトラウザーズのひとそろい。

Richard Masciantonio SS24

“The trousers are named ‘Gere’ for the pleated and ‘Kay’ for the flat front, referencing the film American Gigolo as they are based on 80s silhouettes.”

American Gigolo (1980)

120分の映像の中で、フォーマルとカジュアルを見事に行き来するジュリアン・ケイ(リチャード・ギア)。アルマーニが監修した主人公のスタイルはどこを切り取っても男らしく、メンズテーラリングを強く感じさせながらも自由に着こなすギアの姿が印象的です。

 

Gere in Navy Wool Crape
30 / 32 / 34
79,200 in-tax

ダブルプリーツのフロントからボトムまでまっすぐに。80年代のメンズドレスを色濃く感じさせるギア。強撚糸を用いてちぢれを生む「ウールクレープ」は現代ではほとんど生産されることのない生地で、集めた光を乱反射することで艶やかに映ります。

 

Gere in White Plaid Cotton Linen
30 / 32 / 34
72,600 in-tax

4種類の生地でこしらえたトラウザーズは全て異なるテーラリング。バケーショナルなコットンリネンの格子柄と、とことんクラシックなワイドストレートとのバランスにほれぼれ。低めの位置でスタイルを際立たせるアジャスターが偽りなくアジャスタブルで、「着るための服」であることを確かに再認識させられます。

リチャード、単純な質問ですが、機械で組み立てた服と、人の手で縫い上げた服とのもっとも大きな違いはどこにありますか?

「機械という1つの障壁を挟むことによって、すべての行程に制約が生じる可能性があります。人の手は何よりも繊細で、柔らかくドレープされたものづくりを叶えます。ハンドテーラリングでデザインとフィットを調和させていく作業は、洋服との対話とも言えるでしょう。」

Kay in Grey Linen Herringbone
30 / 32 / 34
79,200 in-tax

飾らない潔さの中で光る特異な生地の表情。履けば一切の無駄なくオールハンドメイドを実感できるケースです。

本気で選んで残すならこんな洋服がいい。

そもそものアジャスタブルに加え、すべてのモデルにおいてウエストは2.5インチ、シートは1.5インチまでサイズ出し可能な余地が残されています。

Kay in Multi Cotton Corduroy
30 / 32 / 34
72,600 in-tax

夏に履くなら夏らしい生地であるべきというリクエストに対して、アメリカらしい角度から応えてくれるベッドフォードコーズ。手仕事だからこそ味わえるフィッティング云々を語りたいですが、実際に履く以上の説明はないでしょう。

どのような方にあなたが作った洋服を届けたいですか?

「わたしはすべての人のために洋服を作るテーラーであり、着るべき人を限定することはありません。ひとつだけ言えるのは、『これを大切にしたい』と感じてほしいということです。」

コレクションの発売は4月19日午後12時。同時刻にオンラインストアにもアップします。アメリカンテーラリングの伝統と、リチャード・マシアントニオという職人の心。その両方を楽しんでいただけると嬉しいです。

手塚

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2024/04/18