こんにちは。コウヘイです。

先日までアメリカ出張に行っていました。

ブログは後程書きますが、店頭にてお話を聞いていただけますとうれしいです。

 

 

 

タイトルやInstagramにてすでにご存じの方は多いかと思いますが、

この秋冬で新たにお取り扱いが決まったブランドが一つ。

アメリカを代表するアウトドアウェアブランドです。

 

 

 

 

-PATAGONIA-

 

 

 

PATAGONIA（パタゴニア）の偉大過ぎるルーツについて今一度復習を。

創業者Yvon Chouinard(イヴォン・シュナード）は1950年代から個人事業で始めたChouinard Equipment（シュナード・イクイップメント）にて、

自ら鍛冶場を持ち、頑丈なギアやピトンを作成しておりました。

 

しかしながら、創業者シュナードはこの現状なピトンが自然に作られた岩を傷つけていることに気づき、

自然に配慮したアウトドア用品を作成することに舵を切ります。

 

1973年、カリフォルニア州ベンチュラにてPATAGONIA（パタゴニア）を創業。

 

 

 

 

 

 

カリフォルニアのベンチュラは、海沿いの土地であり、カリフォルニアのビーチを堪能するには充分で、

創業から今もなお、こちらに本社を構えています。

イヴォンが始業前や休憩中にサーフィンに行けるよう設置された本社という風に言われております。

また、ベンチュラは車で二時間ほどでセコイア国立公園を含む山岳地帯に行けるということもあり、

生涯をアウトドアと共に生きるという考えの彼の理想が大きく反映された立地です。

 

 

 

 

 

ロサンゼルスのような西海岸の象徴的な場所で商業的なオフィスを構えるより、

古いクリーニング店を改装し、古いものを大事にする。

この考えも彼らの大切にしている理想の一つです。

実際にベンチュラという土地は、職人や自然愛好家たちが集まる、特段発展のしていない落ち着いた街です。

上記二つの理想は、パタゴニアの理念にとても近い部分です。

 

 

 

そもそもブランド名のパタゴニアは、南アメリカ大陸のチリ、アルゼンチンに跨るパタゴニア地方を由来とし、

”冒険と原始の自然”を象徴することから名づけられました。

 

 

 

”We’re in business to save our home planet”(私たちは、故郷である地球を救うためにビジネスをする）

 

これは彼らの理念であり、大量生産、大量消費に陥りがちな大企業のアパレル企業とは一線を画す哲学です。

では、具体的にどのような取り組みが、パタゴニアの理念を適えるのでしょうか。

 

 

1.BULID THE BEST PRODUCT（品質を極めること）

自然の中で機能する、最良の選択を用意すること。

ファッション的消費ではなく、ライフタイムギア（生涯をともにできるギア）としての存在。

 

2.CAUSE NO UNNECESSARY HARM（無駄を生まないこと）

・創業当時から地球へのダメージを最小限にするための取り組み。

・再生ナイロンや、再生ダウンの積極的使用。

・1996年からは、コットンをすべてオーガニックコットンに切り替え。

 

昨今叫ばれるサスティナブル（持続可能）なファッションスタイルを世界的に見ても早い段階でスタートしています。

 

3.USE BUSINESS TO PROTECT NATURE（環境機器に対して立ち上がる）

ビジネスを、環境を守るための物として利用する、という理念。

・売り上げの1％を環境保護団体に寄付

 

・”EARTH IS NOW OUR ONLY SHAREHOLDER”(地球が唯一の株主）

2022年に会社の株式をすべて”THE HOLDFAST COLLECTIVE”に譲渡。

上記の株主は、環境保護や気候変動対策に再投資する企業であり、

パタゴニアが生み出す利益は、すべて地球を守るために使用される、ということになります。

 

4.NOT BOUND BY CONVENTION(慣習に縛られない）

・洋服を買い替えるのではなく、修理して使い続けることを奨励している。

・子供と一緒に出勤ができる

会社では無く、コミュニティとしてパタゴニアを愛することを全体で行っています。

 

 

さてさて、いつも通り長めの紹介をしてしまいましたが、

当店がご案内するアイテムも、長い未来を見据えて、大切にしていきたい一着ばかりです。

 

 

 

 

 

 

PATAGONIA 2025 FALL and WINTER

RETRO-X JACKET and RETRO-X VEST

 

 

 

説明不要のマスターピース。ブランドのアイコンです。

パタゴニアの代名詞でもあるSynchilla（シンチラ）と呼ばれるフリースを用いたジャケットです。

現在のレトロエックスという名前でのリリースは1993年が最初期ですが、原型となるジャケットは80年代にリリースされています。

 

今日のような日には大外のライトアウターとして、もう少し季節が進めばレイヤードのインナーとしてとても優秀な一着となります。

特有の起毛したシンチラは一目でパタゴニアの優秀なそれとわかりますし、

今もなお世界中で愛されていることからもそのクオリティはお墨付きです。

 

 

 

 

ナチュラルの色味は、今シーズン限定でタグがいわゆる”白タグ”に変更。

ブランド初期の名作が多く生まれた時代の物で、マニア垂涎の一着。

ジャケット、ベストと共にこの仕様です。

お早めにどうぞ。

 

RETRO-X JACKET

RETRO-X VEST

 

 

 

 

 

 

 

PATAGONIA 2025 FALL and WINTER

DAS PARKA

 

 

こちらも名作。

”DEAD AIE SPACE”略してDAS PARKAで断熱の為の空気を閉じ込める、という意味になります。

1990年代初頭に登場し、ダウンのように軽くて、温かいジャケットを求めて開発。

アルピニスト、クライマーから絶大な支持を受けるとともに、

そのデザイン性やシルエットも相まってタウンユースウェアとしても高い人気を誇ります。

 

高所や、寒冷地に向けたウェアの中心はどの時代もダウン（羽毛）ですが、

ダスパーカーは開発当初から継続して中綿を使用。

これらは、濡れてしまった際に性能が落ちるダウンとの差別化を図ったものであり、

現在は、ほとんどはリサイクルの中綿で補っています。

 

実用的なアウトドアギアの最適解の一つだと個人的に思っています。

 

 

 

 

 

PATAGONIA SHADOW STORM PARKA

 

 

上記二つは、長い歴史を持つパタゴニアの名作二つですが、こちらのシャドーストームパーカーは、現行のパタゴニアの最高傑作といっても過言ではありません。

700フィルパワーを誇るリサイクルダウンを搭載。さらにシェルには現代科学の結晶であるGORE-TEX（ゴアテックス）を採用。

防水、防風、透湿仕様は既述したダウンの弱点を完璧に補います。

実際に来てみましたが、軽くて本当に暖かい。というか撮影時の秋にはまだ暑かったくらいです。

 

機能性もさることながら、タウンユースのアウターとしてもスタイリッシュで魅力的に映ります。

 

 

彼らが提案する、一生を通して着用できるアウターとして申し分ない物たちばかりです。

もう少し紹介したいものもありますが詳しくはオンラインサイトにて。

 

PATAGONIA

 

パタゴニアの理念を調べると、日本語表現の”足るを知る”という言葉を思い出させます。

今ある手持ちを大切に、必要以上に求めない。

そして手に取った一着を生涯大切にする、というスタイルは、

USONIAN GOODS STOREとも深く共感できます。

 

 

 

 

数ある取り扱い店の中で、私たちがなぜ今、パタゴニアを始めたか。

このブログを読んでいただいた方にはご理解いただければ幸いです。

 

 

ぜひ店頭にてお試しください。

 

 

 

 

 

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