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THE AMERICAN SWEATER FOR SPRING

ニューイヤーセールが終わり新入荷も少しずつ。冬と春とで5:5といった具合の店内ですが、毎度のことながらここからは一瞬です。春の陽気に呼応するように先1ヶ月でアメリカからの荷物到着が立て続く予定。

まさに狭間という表現がふさわしいこの時期。買い物に迷うトラッドマンなみなさまにピンポイントで春先取りのおすすめです。

AMERICAN TRENCH “SHAKER KNIT CARDIGAN”
BORDEAUX & NAVY
35,200 IN-TAX EACH

アメリカらしいざっくり平畝編みのローゲージセーター。脱いだり着たりが多くなるこれからの時期に大活躍なカーディガンタイプです。無骨な生地の表情やボクシーなシルエットがアメリカらしいのは言うまでもないですが、この手のコットンカーディガンでMADE IN USAは本当に絶滅危惧種です。赤と青、ではなくボルドーとネイビー(ブルーグレー)、色選びにも心掴まれます。

アメリカらしいローゲージニット

シェーカーニットとはざっくりと編み立てられた衣料用の生地を差す言葉ですが、日本ではあまり目にする機会がありません。対して、カタログなどを見ているとアメリカでは採用機会が比較的多いようです。語源に関しては、実用的で簡素な生活様式を常としたキリスト教「シェーカー一派」をルーツとするのが一般的ですが断定はできません。とにかくガシっと丈夫で力強い、それでいてシンプル、こんなイメージのセーター。100%コットンで編み立てられる場合もありますが、洗濯に対しての耐久性や色ヤケ虫食いを防ぐためにコットン/ポリエステルの混紡となっています。何も気にせず自宅で洗濯機へ。日常着ならそうでないと困りますよね。

With INDIVIDUALIZED ACCESSORIES

知名度では靴下が先行しますが実はトータルウェアブランドとして地位を確立するアメリカントレンチ。しかもラインナップのすべてがMADE IN USAだというから驚きです。インディビやセトルマイヤーズのように自社工場を構えるメーカーではない彼ら。米国の製造業を守り発展させるというミッションを掲げてさまざまな技術を持った工場と提携します。それゆえに商品の製造は拠点のフィラデルフィアにとどまらず、ブルックリン、ノースカロライナ、テキサスと全米に渡るのです。今回のカーディガンもニューヨーク北部の歴史ある家族経営工場で編み立てられたもの。一年を通して夜は肌寒く、丈夫で品質の良いセーターが欠かせない地域です。

CAMBRIDGE OXFORD BD (INDIVIDUALIZED SHIRTS)
SHAKER KNIT CARDIGAN (AMERICAN TRENCH)
ORIGINAL TWILL M1 (BILLS KHAKIS)
KNIT TIE (INDIVIDUALIZED ACCESSORIES)
1″ SPUR BUCKLE BELT (TORY LEATHER)

スタイルサンプルです。相性抜群なビルズカーキに先日ご紹介したばかりのニットタイ。ボルドーの色合わせを軸としたコーディネートですが、カジュアルには意外と取り入れにくい白シャツを中間色のカーディガンが上手くまとめています。ブランドのホームページには”It could be smart as a blazer or laid back like an oversized skater. “と綴られていました。ごくシンプルでオーセンティックなセーターだからこそ活かし方は無限。

ピンクでまとめてもいいですね