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“THE AMERICAN WATCHES” : HAMILTON

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いよいよ週末に迫る、USONIAN GOODS STORE 5周年!記念イベントとして、豪徳寺のヴィンテージウォッチ専門店のLo’clockさんにご協力いただき、“THE AMERICAN WATCHES”を7月3日~11日までの9日間開催いたします!様々なヴィンテージウォッチがまたしてもUSONIAN GOODS STOREに集います。ただ一つ違うのは、今回はなんと全てアメリカンブランド!世界広しと言えど、アメリカのヴィンテージウォッチのみのセレクトは中々お目にかかれるモノではございません。
アメリカンと言えばのミリタリーウォッチから、“らしい”感性のオモシロモノまで、楽しいセレクションでお届けします。

というわけで、イベント前第1弾のブログの今日は、僕も大好きなHAMILTONに特化してご紹介。

1892年に創業、HAMILTONは2021年の今も時計界に残る数少ないアメリカンブランドですが、アメリカ好きの多くの方はご存じのブランドでしょう。エルビスプレスリーが愛用していた三角デザインのVENTURAなんかが有名です。比較的デザイン性の高いものが目立つハミルトンですが、実はミリタリーウォッチも得意で、大戦中も多くの軍用時計を生産していました。そのミリタリーウォッチを源流に持つKHAKIは、現在でも多くのバリエーションが生産される人気モデルです。

そんなKHAKIが様々な年式、デザインでなんと9本!手巻きもクォーツも、なんでもござれ状態です。数字のフォントが微妙に違ったり、文字盤の色が独特だったり… そこらへんの違いも楽しんでください。

left: MIL-W-46374B right: Khaki hand wind

実際に米軍で支給されていた、ミルスペック入りのものも展示予定。こちらは残念ながら非売品ですが、ぜひKHAKIと見比べてみてください。ベースのデザインがほとんど変わっていないことがお分かりいただけることでしょう。このKHAKI、それほどまでに完成されたデザインなんです。

left: Rodney right: T-403 Thin-o-matic

KAHKIの脇を飾るのは、60’s以前のスーパーヴィンテージハミルトンが2本。中央の十字ラインから鈍く輝くツートンが美しいのは50’sのRODNEY。1960年前後はハミルトンにとって一種の転換期で、ここを境にムーブメントがアメリカ製からスイス製へと移っていきます。つまり、RODNEYはハミルトンのアメリカ時代を飾る、純アメリカ産モデルなのです。

対するこちらはT−403、アシンメトリーなケースデザインが最高にイケてるのはThin-o-maticと銘打ったシリーズの内の1つです。“薄くてオートマチック”の名の通り、ドレッシーな薄いケースながら、しっかりオートマチック仕様。スイスに拠点が移り変わり、ここら辺の技術的革新もあったのでしょうか?イケてるヘンテコデザインながら、しっかり実用時計に仕上がってるのがハミルトンらしいです。

ミリタリーからドレスまで、幅広く時計を展開してきたハミルトン。デザインの独創性、時計としての実用度、どこを切り取ってもハミルトンらしさを感じられるって実はすごいことです。約130年の歴史に触れるなら、今がチャンス。実物見ながらあれこれ語りましょう。店頭で楽しみにしてます!
それでは今週もUSONIAN GOODS STOREで!イベントは11日、日曜までです。お忘れなきよう!

ハヤノ カイ

2021/06/29

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