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USONIAN SPORTSWEAR: BIRD’S-EYE

USONIAN SPORTSWEAR(ユーソニアンスポーツウェア)
アメリカ英語で主にカジュルウェアを指すSportswear(スポーツウェア)。「アメリカで愛されたカジュアルウェア」を現代でも楽しむべく誕生しました。日本的解釈のアメカジプロダクトにならないように、工場やメーカー、あくまで作り手主導でリアルなアメリカの歴史を呼び起こします。オリジナルのブランドロゴは、ニューヨークに拠点を構えるウールペナント・フラッグのメーカー、OXFORD PENNANT(オックスフォードペナント)の制作です。

ブランドの代名詞とも言えるのが、100%ピュアアルパカで編まれるゴルフセーターシリーズ。

HOGAN V-NECK SWEATER
29,700 in-tax each

ARNOLD SWEATER JACKET
29,700 in-tax each

Vネックプルオーバーとカーディガン。いずれもショートレングスのクラシックスポーツスタイルです。3シーズン目となるゴルフセーターについても改めてしっかり解説したいところですが、優先すべき今夜の本題はユーソニアンスポーツウェア23年冬の新作バーズアイセーター。

BIRDSEYE SWEATER
33,000 in-tax

編み模様が鳥の目に見えることからBird’s-Eyeと呼ばれる英国生まれの伝統的なパターンです。そして「バーズアイ」と聞けば、まずはじめにエルエルビーンのそれを思い浮かべるのが相場でしょう。

70’s L.L.Bean Norwegian Sweater and Catalog

古着市場でも絶対的な地位を築くエルエルビーンのノルウィージャンセーター。その名の通り北欧ノルウェーで編まれ、現地の漁師たちに愛されてきたフィッシャーマンセーターの一種です。現行のエルエルビーンではオールウールに切り替わっていたり、そもそもアジア生産のモデルがあったりと生産背景は変化しつつも愛され続ける名品のひとつ。誕生初期より80年代ぐらいまでは撥水性の高いウールと強度が確保できるレーヨンの混紡で編まれており、海上でのハードな動きを想定したものだったことは明らかです。

バーズアイの代表とも言えるエルエルビーンのセーターからインスピレーションを得つつも、さらに踏み込んで「アメリカンクラシックなスポーツウェア」を表現するために手にとったアーカイブがこちら。

80’s Brooks Brothers Birdseye Sweater

アメリカントラディショナルの雄、ブルックスブラザーズのネームがついたオールアルパカのバーズアイセーターに、手本とすべきセーターのスタイルを見つけました。目が詰まったタイトなリブや、方向を変えて編みつないだ着心地の良い肩口、裾に向けてすぼむシルエット。縦長でざっくりとルーズなフィッシャーマンセーターとは異なるクラシックなスタイル。見つけてすぐさまこのスペシャルなアーカイブを南米はボリビアに送りました。

Usonian Sportswear vs Vintage Brooks Brothers

大満足、仕上がりは100点です。もちろんヴィンテージを焼き回すだけでは意味がないので、カラーリングはリスペクトを込めてバーズアイの王様エルエルビーンからネイビー＆バーガンディを拝借。今回もニッティングを手掛けるのは1960年代当時よりアメリカの紳士用品にセーターを輸出していたボリビアの工場で、お馴染み100％ピュアアルパカの逸品です。

「ザ・クラシックバーズアイ」
アメリカで愛されたアーカイブそれぞれに思いを馳せて、今手にとるべき至極のバーズアイセーター。

密度高く編まれたアルパカニットでずっと着ていたくなる暖かさ柔らかさ。ビジュアルに関しては控えめに言ってもこれ以上なくクラシックだと思います。ショート、レギュラー、ロングと主に縦方向の違いで3サイズご用意したので各人の好みでお選びいただけます。ハイウエストでクラシックに着たければショート、ゆったり中に着こみたければロングといった具合。

10年後か20年後か、古着として誰かの手に渡った時に、このアメリカンなバーズアイはどこのブランドだ？と思ってもらえれば本望です。