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WYTHE NEW YORK FALL WINTER 2023

いつだってその世界観で我々を魅了するWyhe New York(ワイスニューヨーク)。新鋭というイメージが強かった彼らとの付き合いもいつのまにか6シーズン目となりました。ブランドが追い求めるテーマは「失われたアメリカに思いを馳せる夢物語」。膨れあがった期待をゆうに上回る魅力に包まれて、23年秋冬のセカンドデリバリーが到着しています。

Lookbook

The Fall/Winter 2023 collection draws inspiration from the life and clothing worn by loggers in the Midwest and Pacific Northwest of the United States in the 1920s and 1930s. In many archival photos, the loggers and tradesmen expressed their own style through their limited wardrobes, bought mainly for warmth and protection. This collection is a reimagining of these clothes, updated for a more modern fit with the same flair and sensibilities. _Wythe New York

古き良きアメリカンワーカースタイルを存分に感じさせつつも、ブランドらしい独自の編集で新たな歴史を刻みます。ヴィンテージの焼き回しに留まらないファッションとしての進化。ぼくらがワイスに魅了される理由。

ALPACA COWICHAN
MALLARD FRIGHT / BUCKING BRONC
M, L
99,000 in-tax each

数年の構想期間を経てついに完成したという”The Wyhe Cowichan”。ペルー産のアルパカにこだわり、現地の生産拠点を見つけることから始まった渾身のセーター。背中に施されたブロンコとマラードのモチーフは、ウェスタンとアウトドアの両色を感じさせるワイスらしいチョイスです。

いつか毛羽立って穴が開いてもずっと着たいかどうか。セーターを選ぶときの基準にしたいです。きっと未来の自分のワードローブで大切なヴィンテージになっているであろう2着の美しいカウチンセーター。

暖かさと軽さを両立する無染色のアルパカ/コットンブレンドニット。理想のカウチンセーターを完成させるには手作業での細かく複雑な縫製が必要で、実際に90%を手編みで施しているというので全体の柔らかさ、丸みにも納得です。

カウチンと同じ無染色のアルパカコットンでワイス初となるビーニーも手編みされています。馬蹄モチーフのかわいらしいデザイン。セーターと2ピースで2倍楽しみたいですね。

ALPACA HORSESHOE BEANIE
TOBACCO / DARK BROWN
16,500 in-tax each

ファーストデリバリーで晩夏に入荷した品々も引き続きおすすめです。サイズ欠けはご容赦ください。

FLANNEL WORKSHIRTS
M, L, XL
33,000 in-tax each

YUKETEN CANOE MOC
OX BLUE / EVERGREEN
7, 7H,8, 8H
88,000 in-tax each

それでは、今季とっておきの主役をご紹介します。

Inspiration; clothes that have been not only well-loved, but lived in, relied upon, and beaten to death.

BOOM CAT PEACOAT
FADED NAVY
M
148,000 in-tax each

スタイルの原点となったのは、デザイナーのピーターが見つけたアメリカ中西部の古い木こりの写真です。何度も冬を超えて風化して擦り切れたウールのピーコート。ただ着られているのではなく、愛されてボロボロになった服は彼にとって最高のインスピレーションでした。

現存しないヴィンテージの生地の質感を蘇らせるために頼ったのはイタリアの名門Casentino mill(カセンティーノ)。工場で14世紀から織られ続けてきた特異な毛羽立ちを見せる100%ウールの生地はまさにワイスが追い求めていたもの。地厚だけど軽くて柔らかくて優しい手触り。初めて手にとるのにどこか懐かしい、クラシックなかんじがします。

写真と色は違います

生地の選定においては写真で見た木こりの上着の質感をとことん追求した一方で、コートのスタイルまで模倣しないのがワイスらしいと思いました。サンプリングしたのは1930年代ごろのアメリカ海軍のオリジナルピーコート。製造するのはニューヨークの工場でなんとMADE IN USAです。最高でしょう？

ここまででも大満足ですが、この冬は欲張って初の別注も届けてもらいました。

CORDUROY DUCK CAP
GREEN / BROWN
12,100 in-tax each

刺繍で飛び立つマラードです。秋冬の重たい格好にもフィットするようにコーデュロイベースにのせてもらいました。こちらもベストです。これ以上言うことない自分たち好み。

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そして、前述したワイスのデザイナー、ピーターが実は先日お店に遊びにきてくれました！

元ラルフローレンの経歴を持つピータらしいウェスタンの世界観と、イーストコーストの自然を感じさせるアウトドアな空気。個人的にはこの両者の混じり合いが心地よくワイスを好きな理由だったので尋ねてみると、ワイスとは自身のルーツを辿る物語でもあるそうな。母方の先祖はテキサスで、父方の先祖は何代もアディロンダック(ニューヨーク北部の山脈)の森の中で暮らしていたそうです。いろいろ写真も見せてもらってこちらの熱量は最高潮。今後のコラボレーションの話も進んでいるので引き続きワイスニューヨークをお楽しみに。

本日から突然寒くなりました。
みなさま冬備えを進めましょう！

手塚