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NEW ARRIVALS: TURTLE NECK ”SPORTS” SWEATER

朝晩の肌寒さがこんなにも嬉しいなんて。つらすぎる夏の暑さもようやく和らいできましたね。

みなさまこんばんは。ショーゴです。最高気温が30度を下回る晴れの日も増えてきたこのタイミングで、狙ったように秋冬の新作が到着しました。最近はブログでシャツの話ばかりしていましたが、本日は久しぶりに別のカテゴリ。

ユーソニアングッズストア6周年でも縦に並んだTAILORED INDUSTORYとUSONIAN SPORTSWEARのネームタグ。7月にお披露目したのは夏の終わりから秋の始まりにかけて活躍するコットンニットポロでしたが、今夜ご紹介するのは真冬にこそ手放せないウールのタートルネック。

USONIAN SPORTSWEAR
TURTLE NECK SWEATER
33,000 IN-TAX

その響きからはアメリカを連想しにくいタートルネック。我々が馴染みのあるアメカジやアメトラが繁栄した時代のアスレチックウェアといえば、コットンのTシャツやスウェットシャツ、場合によっては化学繊維も台頭してきたタイミング。しかし時代をさらに遡れば、ウールこそがスポーツウェアのスタンダードでありました。

Yale University football team (1902)

フットボールのユニフォームとして、おそらくはウール製のタートルネックセーターを着用するイェール大学の選手たち。ブランドネームや生産国で選ぶのではなく、アメリカでリアルに愛される(愛された)スタイルやモノを楽しむという部分にフォーカスするユーソニアンスポーツウェア。名の通り特にスポーツウェア(カジュアルもしくはアスレチックな衣類)を切り取るレーベルとあっては、その起源に触れないわけにはいきません。

現代ファッションにおいては、防寒という強みだけに触れられることが多いウール。しかし意外にもウールを着る利点は保温性だけではなく、高い通気性、防臭、そして柔らかな手触りとさまざま。特にオセアニア地方を原産とするメリノウールはそれらの性能が高く、近年ではアウトドアウェアの肌着用素材として注目を集めています。私ごとを例に挙げれば夏の登山ですらメリノウール混のパンツやソックスを身につけているほどです。100年以上の時を超えて、自然繊維がハイテクノロジーな素材に負けず活躍しているわけですから、なんと面白いことか。

ウールのタートルネックセーター、それはまさにアスレチックウェアの原型。

BLACK

DARK GREEN

つらつらと背景の話ばかりしましたが、結局は格好良いからおすすめしたいという気持ちも隠しません。ゆとりのあるボディに対し、絞りの強い裾と袖のリブはスポーツウェア由来。スリムすぎないシルエットからは少しの野暮ったさも感じて、秋に一枚で着るにもちょうどよい塩梅。

OCHRE

CHARCOAL

ミドルゲージのメリノウールセーターは着心地も最高です。カイのようにシャツと合わせても良いかもしれません。

そんなユーソニアンスポーツウェアのタートルネックセーター、手がけるのは今なおMADE IN USAを貫くニットメーカー、テイラードインダストリー。彼らと手を組むのは4度目になるのでご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、かつては産業地域として栄えたブルックリンで粛々と自社工場生産を続ける稀有なニッティングファクトリーです。

with INDIVIDUALIZED CLOTHING