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RECOMMENDED ALDEN VOL.2

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満を持して始まったALDEN TRUNK SHOWも早いことでもう3日目。既に多くのお客さまに来店頂き、サイズ欠けもちらほら…
おすすめピックアップ第2回はわたくし山崎から紹介させていただきます。

ブランド史上最も売れた「990」はオールデンの中でも定番中の定番であり、世界中に多くのファンがいる事実は言うまでもありません。このモデルについてを多く話したい気持ちはありますが、そんな書き物はインターネットの海には無数に転がっています。今回は990の愛用者である私視点でみなさまに魅了をお伝えいたします。

下の写真が2年程履いたもの。深く入った履きジワにより靴の表情は一段渋さが増したような雰囲気。コードバン独特の艶っぽい輝きは履きこみ磨くたびにより一層深みのある色へと変化してくため、実に育てがいがあります。

こちらは日光の元撮影した写真。奥に写る私の「990」の色に若干の違和感を覚えた方はいらっしゃるでしょうか。目が良いですね。こちら磨く際に本来使用すべきシュークリームはもちろん靴の色に合わせたバーガンディー色のものであるはずですが、私はダークブラウンを使用しています。これは私の個人的な好みによるものでバーガンディーの赤みの上に徐々に深いブラウンを入れることにより赤みが残りつつも落ち着いた暗い印象に仕上がってくれないものかとの思いから。見事に写真の様な狙った色に仕上がってくれました。このような楽しみ方も皆さんに共有できればなと。

ウエストに大きくゆとりを持ったバリーラスト特有のフィット感は、足の幅が広い私の足にすんなりとフィットしてくれたため購入から現在に至るまでストレスフリーな履き心地。コードバンは革の中でも比較的伸びにくい素材であるため、痛みを感じない程度のジャストフィットをお勧めします。

外側に大きく出ているコバは選ぶパンツによって大きく印象が変わります。普段から太いパンツを履く私はコーディネートのバランスをとる上でかなり重宝しているポイント。オールドアメリカン香る雰囲気をこちらのコバによってグッと押し上げてくれています。コテコテの合わせ方はもちろんスマートなパンツとのギャップも楽しめる要素の一つ。お手持ちのパンツとの相性を思いめぐらせてみてはいかがでしょう。

1950年代に「990」の木型が完成されてから仕様が一つも変わってないことから、約70年もの間には様々な人が様々な場所で「このように履くべきだ」とか「こうやって手入れをするべきだ」とか「こういう格好に合わせるべきだ」などと考えられてきたかと思うとまさにロマン。たしか昨日のブログでも同じようなことを言っていましたね。
70年間のうちに見つかっていない答えを私が導くつもりは毛頭ありません。好きなように履いていただくための一つの例として参考になっていれば幸いです。

多くのモデルが並ぶ店内において定番を紹介させていただいた今回。リレー形式で紹介しているピックアップブログのバトンは明日の夜、アンカーへと渡されます。ぜひお楽しみに。

山崎

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2024/05/20