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アメリカ道中記~インディビジュアライズドシャツ編~

アメリカ道中記 |

アメリカ道中記も今回で2回目。前回の老舗紳士用品店編、ご好評いただいたようで訪問した甲斐がありました。製品の方もご期待ください!

さてさて道中記の2回目はみなさんご存知、INDIVIDUALIZED SHIRTSの工場へ、久方ぶりに訪問しました!
天候の影響で飛行機が6時間遅延して、無事にインディビの本拠地、ニュージャージー州に到着したのが深夜1時。


夜の空港にて

翌日無事に工場に到着すると、工場の1番大きな変化が早速眼前に。カスタムオーダーのシャツに、新たな下げ札が付いたことでなんとなくお察しのみなさまもいらっしゃると思いますが、なんとインディビジュアライズドシャツ、2021年より工場全体が太陽光発電で回っています。環境への配慮はもちろん、「これで経費も削減できてさらに電力も売れるんだ」なんて発言からも、何でもビジネス!なアメリカらしさが伺えますよね。


屋根全体と裏庭がすべてソーラーパネル。圧巻でした。


蓄えた電力と、その消費量が表示されるパネル。最先端のヤツ。

ミーティングルームに到着して、まずは再来年以降の生地のあれこれや、新モデル(最高に良かった)のサンプルをみながらの商談タイム。


手前に佇むジャケットは…?


生地生地生地!

その後は恒例、工場見学タイム。写真の嵐で参ります。


誇り高きメイドインアメリカ

インディビの工場で特徴的なのがこのリングが連なったレーン。これに1つ1つのシャツを引っ掛けて、工場内をシャツが旅するわけです。

前立てを縫い合わせているところ。使ってるミシンに注目です。そう、日本が誇るJUKI!以前はJUKIもあればアメリカのメーカーもあり、と入り混じっていたのですが、全てJUKIに統一されていました。なぜなのか聞いてみたところ、単純に性能が段違いのようで。品質に妥協しない姿勢に感嘆しつつ、アメリカのシャツメイキングに日本がこうして関われていることに感動をおぼえました。


我らがJUKI


裁断されたパーツの数々


広い工場を旅するシャツ


23SSで仕込んでる生地。早速裁断が始まってます。

ミシンもだけど、機械も新しくなったよ~と見せられたのがスチーマー。下のようにシャツを着せて、ボタンを押せば内側からスチームが噴き出す仕組みです。スチーマーも面白かったのですが、個人的に気になったのが彼女が着ていたベスト。あれなに?と聞くと、工場の職人たちに用意した特注品だと言ってみせてくれました。

 


「カイのも作るか!」と冗談半分で話していたのはプレジデントのジムハイザー氏

奥に目をやると、見慣れたはずなのにいつまでも新鮮な光景。

これでもほんの一部なのがすごいところ。

久々の工場見学のあとは、一番ニュージャージーっぽいダイナーと評判のここに連れて行ってもらいました。

地元の名店として、ローカルスターたちがこぞって立ち寄る老舗らしく、カウンター裏にはトランプやクリントンの写真も!

その後は工場に戻り、再び商談再開。今はまだ明かせませんが、スッゴイのを計画してますので、未来のインディビジュアライズドシャツにどうぞご期待を…!

インディビが手掛ける数々のブランド・お店のタグでお別れです。見知った顔がチラホラ。こうしたブランドを手がけるシャツ工場と共に仕事ができていること、感無量です。ユーソニアングッズストアはインディビジュアライズドシャツの旗艦店として、そしてワタクシ個人はインディビジュアライズドシャツジャパンのディレクターとして、今後も良きアメリカンシャツをお届けして参ります!

次回は海辺のオールドソルジャー編!お見逃しなく!!!!!!!!

ハヤノ カイ

2022/11/08

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