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RECOMMENDATION FOR CUSTOM OREDER : INDIVIDUALIZED SHIRTS
INDIVIDUALIZED SHIRTS | INDIVIDUALIZEDSHIRTS
どうもこんにちは。山崎です。
外は本格的な雨模様。夏が近づくに連れてわくわくしていた私を6月が梅雨を思い出させ、一度冷静にさせてくれます。
夏に向けてオーダーしていたシャツが届いてテンションが上がっていましたが、こんな日には皆様にゆっくりと紹介するブログでもつらつらと。
いつもの入荷商品の紹介と比べてラフに綴っていこうかななんて思います。
さかのぼること数か月前、夏に向けたシャツをオーダーするためにいつものように生地スワッチ本をぺらぺらとめくっていたところ、1つの生地が目に入りました。それは古いBROOKS BROTHERSのオックスフォードシャツのアイボリーを彷彿させるようなややクリーム色。しかしコットンではなく品のある薄手のウール生地。どうにも惹かれる魅力がありました。
私はここまでの人生においていわゆる「白シャツ」というものを好んで着てこなかった、というよりは白い服自体に若干の苦手意識がありました。どうしてもかしこまりすぎるというか、背筋が伸びるような感覚。ラフな生き方を好む私にとって「白シャツ」に袖を通すということは、幼いころにみた背広姿の父親の姿の模倣、少し大人びた背伸びをするような感覚だったのかもしれません。
そんな私が今作る憧れからは抜け出せない「白シャツ」とはどんなものになるだろうかと興味がわきました。
選んだ生地は1944年に創業したスイスの老舗生地メーカー『WEBA』の中でも最高級の素材を扱うLIMITLESSシリーズより生成りのウール地。素材に使用しているSuper 130’s Shirting Woolは「shirting」の文字通り、シャツを仕立てるためにあるような生地です。特徴はなんといってもその肌触りであり、さらっとした質感は独特のドレープ感を生み出します。いわゆるアメリカ的ながっしりとしたコットン地とは対角線上にあるような素材ですが、溢れでる品の良さはまさにクラシック。
憧れていたテーマのシャツを作るにあたって襟は非常に悩みました。定石どおりにいくのあれば、固く芯が入った大ぶりの襟に社会の一員であることを証明するかのようなシルクタイ。まさに経済発展著しい時代を生きる往年のアメリカンが着ていたかのようなシャツに仕上げることでしょうか。しかし、私がそれを着るとなればそれこそ頑張って背伸びをした居心地の悪いものとなるでしょう。
そんな中でチョイスした襟「SP」は第一ボタンを開けても許してくれるような寛容さを持ち、タイを締めても柔らかく印象を抑えてくれる。悪い言い方をすれば中途半端な私の希望にしっかりと答えてくれました。
ボタンはいたってスタンダードな樹脂ボタン。いくら大人びたシャツを作ろうとしたところでウール生地にシェルボタンはやりすぎかななんて思ったのが理由のひとつ。いい意味でいなたい頑丈な樹脂ボタンは大量生産時代に作られたアメリカシャツの魂がすっと宿る気がします。肩ひじ張りすぎないちょうどいい温度を目指すうえで意外と大事な背景かも。
カフは「RL」がいいというのは初めから決めていました。ラルフローレン愛好者である店長コウヘイからの影響もあるかもしれませんが、古着屋で探しているなかで直感的にいいなと思うシャツはカジュアルであれドレスであれ基本的にカフが小ぶりなことが多く、タグには見慣れた馬と騎手が描かれていることがほとんど。それならばもう個人的な好みから下手にそらすようなことはしなくていっかと。
そんなこんなで完成したシャツがこちらです。まさに理想の佇まい。程よくぬけのきいた上品なシャツに仕上がりました。さっそく着てみましょう↓
先に説明したパーツ同士がうまくまとまり、なんともいい雰囲気に。全体のサイズも普段通り大きめに作ったことも功を奏しました。きれいな白シャツであることには間違いないのにも関わらず、太いチノからベルトをナイロンベルトを垂らして雑にキャップを被るという私のスタイルにも違和感なく合わせることができるのは、当初に抱いていたテーマにぴったりと沿っています。
これからはショーツに合わせて、夏が過ぎた時期にはジャケットの中に仕込もうかななんて、妄想がはかどりますね。
生地はかつてのBROOKS BROTHERSみたいだと言ってみたり、カフはラルフローレンっぽくと言ってみたり、何とも芯がないなというのはこのシャツをオーダーしている段階で自分でも思っていました。でもいいんです。今回作ったシャツは抽象的な、かつて大人が着ていた白シャツ、憧れたアメリカシャツ、そもそもがぼんやりしているのだからね。
明確なイメージがないとオーダーは難しいと考えている方も多いですが、このぐらいでもいいと思います。むしろふわっと持っているいくつものイメージを整理し、形にしていくというのはまさに自由度の高いINDIVIDUALIZED SHIRTSのカスタムオーダーだからできることだと思います。
今回は、アイロンでパリッとするわけでもないが、ネクタイは綺麗に映える。ちょうど若者と大人の中間のイメージのシャツはまさにアイビー的な要素を含むというなんとも無意識的にいい着地点になりました。
自分のオーダーシャツを説明する機会なんてあまりないので、こんなブログもいいかもしれませんね。
山崎




2025/06/03
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