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THE AMERICAN CLASSIC DOWN JACKETS

みなさまこんばんは。手塚です。
今週末からようやく肌寒くなりそうだということで、西海岸より到着したてほやほやなヘビーアウターのお話です。

CRESCNET DOWN WORKS (クレセントダウンワークス)
1974年、アメリカはシアトルにてアン・マイケルソンが立ち上げたアウトドアブランド。エディーバウアー社でダウンの研究に取り組んでいた彼女は、ハイキング、クライミング、アウトドアへの愛情から自身の手でオリジナルのダウンベストやジャケットの製造をはじめました。1980年代には海を越えてアジアを中心に輸出され、その品質が高く評価されて現在では世界中から注文が入ります。クレセントダウンワークスの製品はすべて、2023年現在もシアトルの家族経営工場で熟練の職人によりハンドメイドされています。

Founder Anne Michelson

Photos: Crescent Down Works

現代でクラシックアウトドアと称される70〜80年代のアメリカンブランド、プロダクツの盛り上がり。まさにこの時代に誕生したのがクレセントダウンワークスで、今日まで変わらずにクラシックなダウンウェアのスタイルを守り続けてきました。MADE IN USAのアパレルが枯渇する中で成長し、世界中に顧客を持つクレセント。多様な別注を受け付ける懐の広さを持つ彼らですが、ユーソニアングッズストアとしての5年ぶりの注文は原点に立ち戻ってザ・クラシックダウン。

NORTH BY NORTHWEST VEST
71,500 in-tax each

クレセント始まりのモデルであるノースバイノースウェスト。1970年代より続く嘘偽りなきアメリカンアウトドアスタイル。

CLASSICO DOWN PARKA
143,000 in-tax each

フロントボタンアンドジッパーのフーデッドジャケットは彼らのシグネチャー。シアトルメイドの100%グースダウンジャケット、それはやはり良い値段しますが金額で諦めるのはあまりに惜しい極上品です。古いから良い、当時から変わってないから良い、なんてのはファッションを愛する者としてあまりに盲目的ですが、それでも培ってきたものがここまで大きく長いと確固たる理由があるのだと判断するべきでしょう。

アメリカが生んだ傑作ロクヨンクロス(コットン60/ナイロン40)のシェルの中でぱんぱんに膨らむリアルグースダウン。防寒性能は説明するまでもないとして、滑りの良いナイロンライニングや着脱可能なフード、気の利いたインナーポケットまで、いつだってこのジャケットを相棒にするべき理由が細部にまで詰め込まれています。きわめつけはスナップボタンとライニングの間に挟まれた補強用レザーパーツ。一過性のファッションでは終わらせないフィールドギアとしての機能美が光ります。