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THE AMERICAN EYES -OPTICALS OF U.S.A.- VOL.2

EVENT |

みなさまこんばんは。ショーゴです。開催が決まってから数週間、とても楽しみにしていたイベントがいよいよ明日9/23に幕を開けます。取り扱いブランドに関しては前回のブログでタカナシがくわしく説明してくれましたが、せっかくなのでもう少し踏み込んで予習していきましょう!

まずは日本でも人気の高いMOSCOT(モスコット)から。


上段左がMILTZEN、右がLEMTOSH

1915年にニューヨークで創業した老舗眼鏡店モスコット。今回のイベントでは嬉しいことにかなりの品番数を並べることができますが、アメリカ本国でもとくに人気があるのはMILTZEN(ミルツェン)とLEMTOSH(レムトシュ)の2モデル。ジョニーデップやレディーガガなど名だたる著名人が愛用することでも知られていますが、実はモスコットを現在の世界的地位を確立した裏にはウディ・アレンだったり、アンディ・ウォーホルだったり90年代後期に活躍した文化人の影響があるのです。アイビーやプレッピーあたりの話をしていれば必ず名前があがる彼ら。ファッションアイコンとしての影響力は当時も絶大なものだったのでしょう。


Woody Allen wearing his Miltzen.

日本をはじめ現在では世界中で愛されるモスコットのメガネですが、創業年はもちろんのこと、ミルツェンが1940年代、レムトシュが50年代と当時からスタイルを変えずに愛され続けるのもブランドの大きな魅力。アメリカンヴィンテージを軸に、クラシックなスタイルから逸脱することがないからこそ続く現在の繁栄なのかもしれません。


手前からFREEWAY、RONSIR、RONSTRONG

アメリカンオプティカル、ボシュロムと並ぶアメリカ3大アイウェアメーカーのひとつに数えられるSHURON(シュロン)。個人的にはタイムリーに興味を抱いていたブランドで、今回のラインナップのなかでは最も「大衆的」なメガネと言えます。日本国内に代理店が存在しないことからあまり目にする機会は多くありませんが、本国では量販店として生活に寄り添っているとのこと。いまなおメイドインUSAだという事実も自然な流れなのかもしれませんが、どうしても特別に思えてしまいます。


RONSIR BY SHURON

とはいえ、歴史を遡ればファッションにも大きな影響を与えたことは間違いありません。メーカーの看板モデルであるRONSIR(ロンサー)は、金属のブリムにアセテートのトップリムが組み合わさったサーモントタイプ。太い眉の代わりにという意味でブロウとも呼ばれるサーモントは、50年代のアメリカで爆発的な人気を誇りました。このブームの火付け役が、紛れもないシュロンのロンサーなのです。こんな話を聞くと身に付けたくなる気持ちはますます大きくなりますが、そう簡単にはひとつに決めきれないのが今回の素晴らしいコレクション。


American Optical’s factory

続いてご紹介するのは、まもなく創業200年に迫ろうというアメリカ最古の眼鏡製造会社AMERICAN OPTICAL(アメリカオプティカル)。設立は様子を想像もできぬ1833年。さきほど老舗眼鏡店と称したモスコットでさえ1915年ですから、いかに長い歴史を誇るかが分かります。

その品質は国家レベルで評価され、アメリカ軍やNASAのオフィシャルサプライヤーを努めるほどでした。NASAから月面探査クルーが着用するサングラスの供給依頼を受けたのが最も有名なエピソードでしょうか。現在もスタイルを大きく変えずに展開されるORIGINAL PILOT(当時はFG-58)は、サバイバルキットの一部として全パイロットに携帯されました。


Sunglasses for NASA

AOの逸話は付きることがありません。現在のAOを代表するモデルSARATOGA(サラトガ)は、50年代以前のヴィンテージも高値で取引されるほどに絶大な信頼を誇ります。そんなサラトガの人気を爆発的なものにしたのが、当時の米大統領ジョン・F・ケネディ。


SARATOGA BY AMERICAN OPTICAL

国家行事のみならず、彼が愛したヨットクルーズでも欠かさずにサラトガをサングラスで愛用するJFKの姿。当時のファッションシーンに大きな影響を与えたことはあまりに有名ですが、アイウェアの世界にまでとは知りませんでした。その世界的な人気から、数々のブランドにサンプリングされるAOのアイウェア。嗜好品だからこそ世の中にクオリティの高いものは多く生み出されますが、オリジナルを手に取るという喜びは比べることができないものです。なにより、アメリカンオプティカルという直球で最強なネーミングに心を掴まれます。


JFK wearing his Saratoga

ここまで老舗のアメリカンアイウェアメーカーを立て続けにご紹介してきましたが、最後にお見せするのは相反して2007年に創業したばかりの新鋭。


BARTON PERREIRA

オリバーピープルズの元社長と同デザイナーが手を組み「優れた上質なメガネ」を追い求めるBARTON PERREIRA(バートンペレイラ)。当然ベースになるのは黄金期とも呼ばれる50、60年代のアメリカンクラシックなスタイルですが、現代だからこそのモダンなアレンジが光ります。たとえば、セルフレームでありながら飾り鋲を廃したデザインは先の3ブランドではあまり見られないシャープなスタイル。ハリウッド俳優やセレブも手に取るくらいに、古めかしさは残しながらも気品あふれるコレクションです。実はスタッフのカイが以前愛用していたとのことで、思い出は別機会につづってもらいましょう。

会期は明日から10/2(日)まで。実際に手に取った質感や、着用の画像はまた次回のブログで。それでは明日からの3連休みなさまのご来店お待ちしております!

ショーゴ

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2022/09/22