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THE WARMEST WOOL : MACKINAW CRUISERS

凄まじい雨に耐えかねてビーンブーツとLLBEANのキャップを引きずり出したはいいものの、夕方にはすっかり晴れました。とは言え気分はまだまだアウトドア。ギアっぽい派手な色のシャツとか、チェックのジャケットが着たい！と思っていたところに、楽しみにしていた大定番のニューカラーがアメリカ西海岸、カナダにほど近いシアトルはFILSONより到着！FILSON、1度目の入荷は帽子やデニムなど小物が中心でしたが、今回はコレ。

MACKINAW WOOL CRUISER JACKET IN GREEN*BLACK
57,200 IN-TAX

あの大大大定番のマッキノ―クルーザーに、2021年リミテッドカラーが登場しました！！！！！！！アメリカ好き界隈が揺らぐ大ニュースです。今までオリーブグリーンや、より明るいグリーンはありましたが、このフォレストグリーンは恐らく完全に初めての色合い。アウトドアギア故の土臭さが漂うマッキノ―クルーザーですが、このグリーンはそこら辺のバランスが大変秀逸です。

MACKINAW WOOL CRUISER JACKET IN GREEN*BLACK
57,200 IN-TAX

このままだとこのグリーンへの愛が止まらなくなるので、その前に、この聞きなれてるけど説明しろって言われると意外と言葉に詰まる、マッキノ―ウールについて少々。
”MIGHT AS WELL HAVE THE BEST”、「どうせ持つなら最上のもの」をモットーに掲げるFILSONが作り上げ、「これ以上のクォリティのウールは存在しない」とまで豪語するマッキノ―ウール。誕生の背景には、北アメリカ大陸北部の苛烈な環境にありました。1896年、カナダのクロンダイクで金鉱が発見されると、シアトルやサンフランシスコから一攫千金を狙う人々カナダへ北上します。これを好機と捉えたフィルソン氏は、カナダ・アラスカの極寒に耐えうるブランケットやギアを販売するため、シアトルに店を構えます。1890年代に入ると、次第にこのゴールドラッシュも忘れ去られてゆきますが、フィルソンの製品は変わらずアウトドアマンたちからの支持を集め続けました。それほどにフィルソンの製品は優秀であったのです。この当時からほぼ形を変えていないこのクルーザージャケット、そして年月を経て進化を続けるマッキノ―ウール。
アメリカ北西部、そしてカナダ一部に生息する羊の毛を使い織られるマッキノ―ウールは、自重の約30%の水分を含んでも体温を下げることなく、防寒具として機能し続けます。恐るべし天然素材100%です。

マッキノ―クルーザーは生地から縫製まで、その全てがアメリカで作られる稀有な製品。星条旗もどこか誇らしげです。

ここでフィルソン本国のルックをひとつ。凄まじくリアルでカッコイイ。これぞアウトドアギアと言わんばかりの主張です。
ぜひ本国サイトも見てみてください。世界観が凝縮されてます。

我々がこれをやるには髭とリアリティと馬が足りないので、ファッション目線でこんな感じで着てみました。
ワインレッドのスウェットシャツに、イエローのボタンダウン、コーデュロイパンツに、ここは同じくフィルソンながらポップなカラーのニットキャップ。
赤緑って「クリスマスかよ～」とイジられることが多い色合わせですが、色調がこのくらい深ければシックにまとまります。臆せずトライ。

MACKINAW WOOL CRUISER JACKET IN GREEN*BLACK
57,200 IN-TAX
44FLEECE IN MAROON
27,450 IN-TAX
FILSON ACRYLIC WATCH CAP
4,400 IN-TAX
CAMBRIDGE OXFORD BUTTON DOWN SHIRT IN YELLOW
26,400 IN-TAX