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THIS WEEKEND! SETTLEMIER’S CUSTOM ORDER

毎夏の恒例となっているSettlemier’s(セトルマイヤーズ)のバーシティージャケットオーダー会。例に漏れず今年も開催が迫りますが、そのバリエーションは大幅にボリュームアップして、彼らの歴史と進化をより強く感じられるイベントとなりそうです。

アメリカ道中記 ～西のセトルマイヤーズ編～

Settlemier’s(セトルマイヤーズ)
1990年にオレゴン州ポートランドにて創業。セトルマイヤー家の地下室で始まって以来、30年近くにわたり高品質のVarsity Jacket(バーシティジャケット)を製造しています。今日では経営を創業者より息子に引き継いで今もなお家族経営を続ける老舗工場。前身ブランドのNelson’s(ネルソンズ)から数えれば3代にわたって地元の学生、スポーツクラブ、退役軍人にまで幅広く愛されています。

使用される素材は同じくポートランドを拠点とする老舗のミル(毛糸の紡績や服地の織布といった生産を行う工場)、Pendleto(ペンドルトン)。かつては多くのミルが存在していたアメリカですが、安価なアジア製品の台頭や後継者不足によって残るはわずかです。

彼らのアイコンであるバーシティジャケットに関しては選べるメニューを増やしつつ、今まではお受けできなかった他モデルも今年はご注文可能に。　もちろん全モデルがポートランドの自社工場で仕立てられるMADE IN USAです。会期までのSNSでそれぞれ改めて深堀りますが、まずはざっくりとラインナップのご紹介。

VARSITY JACKET
84,700 in-tax〜

前身のネルソンズ時代より何十年も変わらぬオーセンティックスタイルです。アイビールックに欠かせぬ1ピースとして、我々が取り揃えるシャツとも非常に繋がりの強いバーシティジャケット。スリーブをレザーで切り替えない「オールメルトン」もおすすめのオーダーです。

ちなみに、起源を辿れば元々は大会や試合で優秀な成績を納めた者だけが着用できたこのバーシティジャケット、AWARD JACKETなんて呼ばれ方もしますが日本では和製英語の「スタジャン」が最も馴染み深いかもしれません。

CADET COAT
121,000 in-tax〜

米軍の士官学校(士官学生=CADET)に支給されていたカデットコートは、一重のメルトンウールにフード、ジップフロントの非常にシンプルな作りのものです。ヴィンテージでも価値の高いこのオリジナルをベースにしつつも、フロントはスナップボタンでキルトライニング、大ぶりなハンドウォーマーポケットとセトルマイヤーズらしさが加えられた最高級のアウター。袖口をリブではなくスナップボタンカフとすることで、オーバーコートとしての使いやすさを格段に高めています。