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What is the “TRADING POST ?”

EVENT |

皆様こんにちは。

GW最終日、雨につきすこし気持ちもウェットなコウヘイです。

 

LAKOTA HOUSE大阪店様でのINDIVIDUALIZED SHIRTS TRUNKSHOWイベントにつき、

連休中のお店をヤマザキ、ミモリに任せておりました。

ようやく店頭にてお客様とお話できるかと思いきやの雨。天候には適いませんね。

大阪のお話、たくさんご用意しておりますので、ぜひ店頭までお越しいただけますと嬉しいです。

 

この場をお借りして(見ているかは別として)、LAKOTA HOUSE大阪店様にお越しいただいたお客様、

ありがとうございました。

初めてのオーダー、久しぶりのオーダー、様々なケースはありましたが、

手元に届いたシャツが、皆様にとって特別な一枚になれれば幸甚です。

 

並びに(株)ラコタ社の皆様、この度は開催にご協力いただきましてありがとうございました。

私たちにとっては、レディメイド(既製品)を置かない店舗での初のトランクショー開催。

ラコタ様にとっては、初の洋服のオーダーイベントの開催。

ただ、両者のブランドの歴史や、生産背景を鑑みても私たちにとってもこれ以上ない、大納得の開催かと思っております。

変わらぬアメリカ製を貫く同志として、今後とも良き関係であれれば幸甚です。

 

タイミングの関係や、残念ながらご来店がかなわなかった方、そして今回お越しいただいたお方、

皆様の声が未定の次回開催に繋がりますので、どうかよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

さてさて、恒例の月一イベントですが、今月は

”TRADING POST at USONIAN GOODS STORE” でございます。

俗に言うインディアンジュエリー、私たちはリスペクトを込めてネイティブアメリカンジュエリーと呼称しますが、

それらがいつも以上に集まる、スタッフ一同楽しみなイベントです。

おそらくユーソニアンのジュエリーイベントでは使用したことのない”トレーディングポスト”という単語ですが、

解説させていただきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

成り立ちの最古は17世紀と言われておりますが、古くはアメリカ原住民(ネイティブアメリカン)と、ヨーロッパ系移民(開拓者)が物々交換を行うための

交易所をトレーディングポストと呼びはじめ、貿易の拠点として活用しておりました。

そこから一世紀あまり、1800年代後半には、ゴールドラッシュやレイルロードの開発と共に、アメリカが大きく発展。

それと共に、ネイティブアメリカンに銀の加工技術がヨーロッパより伝わり、独自のジュエリーカルチャーが発展していきました。

それより古来は、言語もままならない部族の階級や王位を示すために、貝、骨、石を用いて装飾品を作っていたのが、ジュエリーの始祖だと言われています。

その後、精霊や守護を宿すお守りとして、後々にはファッション分野でも大きく評価されました。

一番最初にそれらを発展させていったのは、ナバホ族と言われておりその後、ズニ族、ホピ族など様々なトライブや集落(プエブロ)に伝わり、

独自の進化を遂げていきました。

 

私も尊敬するラルフ・ローレン氏もネイティブアメリカンジュエリーを深くリスペクトし、自身の美学や哲学の中に

ネイティブアメリカンスピリッツを宿し、商品を展開しています。

ウェスタンカルチャーが色濃く残る、RRLでは実際にナバホやホピのアーティストと正式にコラボしジュエリーを発表し、

それに見合うウェアを生産し、彼らのアイコニックな作品となりました。

そこには単なる物としての消費ではなく、ラルフ・ローレンとしてのフィルターを通したうえで、

ネイティブアメリカンが作る世界観やクオリティを世界に誇示すべき、というラルフ氏の意思を感じます。

私たちが販売するジュエリーに関しても、同様の意思を持ちますので、

ジュエリーはつけないので、、、という方もリアルなアメリカを感じていただくために、どうぞお試しください。

 

 

 

 

 

ナバホ族

 

コロラド高原を中心に居住しており、現在のネイティブアメリカンの中でも最大の衣留置が存在する部族。

そしてネイティブアメリカンジュエリーの始祖とも言われる。

 

作品の特徴としては、シルバーに細かいスタンプワークを加え、特有の模様を加えたデザインが多く、

それに加え、ターコイズをはじめ、オニキスやコーラルなど天然石を使用したものが多いです。

生産者もとても多く、シルバースミスが盛んな部族であるため、有名な昨夏から、スーベニア店で販売されるような簡易なつくりの物も多く、

ネイティブアメリカンジュエリーの入り口でありながら、世界的作家も多数輩出している部族です。

今回のイベントでもナバホ族を中心にお送りいたします。

 

 

 

 

Ernie Lister(アーニー リスター)

細かく精密なスタンプワークに黒い筋(マトリックス)が入った天然ターコイズ

※単純な紹介です。当店では取扱いはありません。

 

ナバホの伝説的作家、Tommy Jacksonの作品

模様のように敷き詰められた天然ターコイズ。

失敗は許されない精密な切り抜きが生んだ名作です。

*こちらも取り扱いはありません

 

 

 

Aaron Anderson(アーロン・アンダーソン)

伝統的な鋳造技法”Tufa Cast” トゥファキャストの現在の第一人者であり、

その技法と独創的なデザインで多くの賞を受賞する有名作家です。

これらは取扱いがあります。現在も在庫がありますが、イベントに向けて多数用意予定です。

 

 

 

 

 

 

ズニ族

 

ズニ族は、ニューメキシコ州西部のマッキンリー群、カトロン群にまたがるズニ・プエブロに居住しています。

ズニ川流域を中心に生活し、独自の宗教や言語、工芸文化が栄えておりジュエリーと同様、彫刻も人気です。

 

作品の特徴としては、一目でわかる計算しつくされた石細工です。

ひとつひとつ丁寧に磨かれたターコイズ、コーラル、シェル、オパールなどを組み合わせカラフルかつ、

特徴的な作品を創り上げます。

シルバー加工を中心としたナバホとは違い、鉱石の輝きを駆使した鮮烈な色彩とデザイン性が高く評価されています。

 

 

 

LEO POBLANO(レオ・ポブラノ)

ズニアーティストの先駆者

モザイクインレイという技法を駆使し、後世のズニアーティストに多大な功績を残した。

素人でもわかる丁寧すぎるインレイに目を奪われる作品。

*当店では取扱いがありません。

 

 

 

ホピ族

 

 

アリゾナ州北東部のメサ地帯に飛び地的に存在しており、人口が約7,000~10,000人ほどの比較的少数な部族です。

 

 

作品の特徴としては、太陽、雲、カチナ(精霊)、亀など自然に基づくモチーフのスタンプワークが多く、

コントラストの強い絵柄が特徴的です。

さらに、オーバーレイ技法をも用いる作家が多いことも特徴。

オーバーレイとは、複数の銀板を重ね、一方を切り抜き模様を模様を浮かび上がらせる技法で、

上板と下板のずれが許されない、高度な技術が必要とされる技法です。

その代わりこの技法で生み出されるモチーフの立体感や陰影のコントラストは他の作品との一線を画します。

 

 

WATSON HONANNIE(ワトソン・ホナニ)

銀と金をオーバーレイ技法を用いて作られたベルトバックル

ホピのリーダー的存在でありながら世界的な賞を何度も受賞。

2023年にお亡くなりになったため、出会うことすら稀少になる作品たちです。

*当店では取扱いがありません

 

 

 

 

 

上記の作家たちは、各部族の大御所であり取扱える店舗も限られておりますが(アーロン・アンダーソンはがっつり販売します)

大御所作家の意思を継ぎ、今現在世界中で高く評価されるアーティストの作品たちが今回のイベントでは集結します。

どの様な物が揃うかは次回以降のブログになりますが、ラインナップを聞いて小躍りするような素敵な作品たちです。

既述しておりますが、アクセサリーはちょっと、、、で見逃すには大変惜しい作品たちが勢ぞろいします。

私たちが提案する”アメリカンクラシック”なジュエリー。どうぞ続報をお待ちくださいませ。

 

 

 

 

コウヘイ

 

 

 

 

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2025/05/06